オレンジコーストカレッジからUCLAに編入するには

「オレンジコーストカレッジ(OCC)からUCLAに編入できますか?」は、カウンセリングで最も多い質問のひとつです。結論からいうと可能ですが、簡単ではありません。このページでは、UCLA公式が公表しているFall 2025の編入データと、OCCの公式要件をもとに、必要なGPA・合格率・使える制度・スケジュールを具体的な数字で整理します。

OCCからUCLAへの編入実績(数字で見る)

UCLAは毎年、カリフォルニア州のコミュニティカレッジごとの編入出願・合格データを公表しています。Fall 2025のオレンジコーストカレッジの数字は次のとおりです。

項目OCCからの出願UCLA全体
出願者数592人28,288人
合格率22%23%
合格者のGPA(25〜75パーセンタイル)3.81〜4.003.77〜4.00(中央値3.91)

OCCの合格率22%は、UCLA全体の23%とほぼ同水準です。つまり「OCCだから通りやすい/通りにくい」ということはなく、勝負を決めるのはGPAと履修内容だと読み取れます。OCC全体としては、直近1年でカリフォルニア州立大学(CSU)へ1,274人、カリフォルニア大学(UC)へ469人、合計1,743人が編入しており、オレンジ郡で最多です。

UCLA編入で本当に見られているのはGPA

合格者のGPAが3.81〜4.00ということは、4人に3人はGPA3.81以上で合格しているということです。UCの出願最低要件は編入可能科目GPA2.8(カリフォルニア州外・留学生)ですが、UCLAに関してはこの数字はまったく目安になりません。

逆に言えば、OCCで1年目からGPA3.8以上を維持できれば、UCLAは現実的な選択肢になります。入学初年度の成績がそのまま出願時のGPAになるため、英語力が足りないまま本科に入って最初の学期でGPAを落とすことが、UCLA編入における最大のリスクです。英語要件ぎりぎりの方には、付属語学学校(IEC@OCC)で土台を作ってから本科に進むルートをおすすめしています。

学部(School)によって難易度がまったく違う

UCLAは学部ごとに合否を判定します。同じUCLAでも合格率は3.2%から27%まで8倍以上の開きがあるため、どの学部に出願するかが合否を大きく左右します。

学部(School)出願者合格者合格率
The College(文理学部)21,089人5,790人27%
Herb Alpert School of Music257人45人18%
Samueli School of Engineering4,600人504人11%
School of Arts & Architecture1,143人78人6.8%
School of Nursing304人20人6.6%
School of Theater, Film & Television895人29人3.2%

編入者の約9割はThe College(文理学部)です。経済学、心理学、社会学、言語学、数学、生物学などはすべてThe Collegeに含まれます。映像系・看護・建築系は合格率が一桁で、別の戦略が必要になります。

UCLAはTAG(編入保証)の対象外です

UCには「TAG(Transfer Admission Guarantee)」という、条件を満たせば編入が保証される制度があります。ただしUCLA・UC Berkeley・UC San Diegoの3校はTAGに参加していません。

制度対象内容
TAGUC Davis / Irvine / Merced / Riverside / Santa Barbara / Santa Cruz の6校条件を満たせば編入が保証される。申請は9月1〜30日、1校のみ
TAP(UCLA Transfer Alliance Program)UCLA(College of Letters and Science)保証ではなく優先審査。OCCのHonors Programを経て認定を受ける

つまりUCLAを狙う場合、使える制度はTAPだけで、これは「保証」ではなく「優先的に見てもらえる」制度です。滑り止めとしてTAG対象校を1校押さえておく戦略が現実的です。

TAP認定を取るための要件(OCC Honors Program)

TAP認定はOCCのHonors Programを通じて取得します。Honors Programへの入会とTAP認定では要件が異なる点に注意してください。

段階要件
① Honors Programへの入会大学の単位12ユニット以上(すべてA・B・C)かつ累積GPA3.25以上。英語ライティング要件(Freshman Composition等)を満たしていること。D・F・NP/NCの成績がないこと
② TAP認定Honors科目15ユニット以上(3科目以上の異なる分野にまたがること。うち12ユニットは最終春学期の開始前までに修了)。編入可能科目の累積GPA3.50以上。OCCで編入可能単位36ユニット以上を修了。出願年の8月31日までにHonors Programに在籍。UC出願でOCCを主たる在籍校として記載。未完了(Incomplete)や不合格成績がないこと

TAP認定の対象はUCLAのCollege of Letters and Scienceの専攻です(Communication Studies専攻は除く)。Honorsカウンセラーとの面談は最終学年の2月25日までに行う必要があります。

OCCのHonors Programは、UC Irvine(優先入学・住居保証)、Chapman University、Loyola Marymount University(累積GPA3.25以上)など、UCLA以外の大学でも優遇が受けられます。

UC編入の基本要件(TAP・TAG以前の土台)

どのUCに出願する場合も、共通して次の要件を満たす必要があります。

  • 編入可能科目を60セメスターユニット以上修了していること
  • 編入可能科目の累積GPA2.8以上(カリフォルニア州外・留学生の最低要件。州内学生は2.4以上)
  • 7科目パターンの修了:英語ライティング2科目、数学(統計含む)1科目、人文・社会科学・自然科学の3分野のうち2分野から計4科目
  • UCLAは志望専攻ごとに指定の準備科目があり、これを修了しているかが審査の中心になります

UCLAはカリフォルニア州のコミュニティカレッジからの編入出願者を最優先で審査すると公式に明記しています。OCCはその対象校です。

出願スケジュール

時期やること
入学〜1年目Honors Programに入会(累積GPA3.25以上)。志望専攻を決め、準備科目の履修計画をカウンセラーと作る
2年目 8月31日までHonors Programに在籍していること(TAP認定の必須条件)
2年目 9月1〜30日TAG対象校(UC Davis / Irvine / Merced / Riverside / Santa Barbara / Santa Cruz)を狙う場合はTAG申請。1校のみ
2年目 10月1日〜11月30日UC共通出願(UC Application)を提出。UCLAを含む複数校に同時出願可能
最終春学期の開始前までHonors科目12ユニット以上と累積GPA3.50を達成(TAP認定の条件)
2月25日までHonorsカウンセラーとの面談
4月〜合否発表

OCCからUCLAを目指すなら、最初にやるべきこと

  1. 入学時点の英語力を上げておく。最初の学期でGPAを落とすと取り返しがつきません。英語要件ぎりぎりで本科に入るより、語学学校で土台を作るほうが結果的に近道になるケースが多いです。
  2. 1年目からHonors Programに入る。TAP認定にはHonors科目15ユニットが必要で、2年で卒業する前提だと後半から始めても間に合いません。
  3. The College(文理学部)の専攻を軸に考える。映像・看護・建築系は合格率が一桁です。どうしても志望する場合は、UCLA以外の選択肢も同時に設計します。
  4. TAG対象校を1校押さえる。UCLAはTAGの対象外なので、保証のある1校を確保したうえでUCLAに挑戦するのが現実的です。

専攻の決め方、履修計画、GPAの維持、TAP認定のスケジュール管理まで、公式出願窓口であるLALALA Plusが無料でサポートします。OCCの詳しい編入制度は4年制大学への編入について、費用は学費のページをご覧ください。

よくある質問

Q. OCCからUCLAに編入するには、GPAはいくつ必要ですか?
A. 出願の最低要件は編入可能科目GPA2.8(州外・留学生)ですが、Fall 2025のUCLA編入合格者のGPAは25〜75パーセンタイルで3.81〜4.00でした。現実的な目標は3.8以上です。

Q. OCCからUCLAへの合格率はどのくらいですか?
A. Fall 2025はOCCから592人が出願し、合格率は22%でした。UCLA全体の編入合格率23%とほぼ同水準です。

Q. UCLAにTAG(編入保証)はありますか?
A. ありません。UCLA・UC Berkeley・UC San Diegoの3校はTAGに参加していません。UCLAで使えるのはTAP(Transfer Alliance Program)で、これは保証ではなく優先審査です。

Q. TAP認定を受けるにはどうすればいいですか?
A. OCCのHonors Programに入会し(累積GPA3.25以上)、Honors科目を3分野以上にまたがって15ユニット修了し、編入可能科目の累積GPAを3.50以上にする必要があります。出願年の8月31日までにHonors Programに在籍していることも条件です。

Q. どの専攻を選べばUCLAに編入しやすいですか?
A. The College(文理学部)の専攻です。Fall 2025の合格率は27%で、Theater, Film & Television(3.2%)やNursing(6.6%)とは大きな差があります。ただし専攻ごとに指定の準備科目があるため、早い段階で決めて履修計画を組むことが重要です。

Q. 語学学校から始めても間に合いますか?
A. 間に合います。ただしHonors科目15ユニットの履修期間を確保する必要があるため、本科入学後のスケジュールを最初から逆算して組む必要があります。無料カウンセリングで一緒に設計しましょう。

最終更新日:2026年9月15日
監修:Nomimura(留学カウンセラー/オーストラリア・カナダ・アメリカで約4年の留学経験)
出典:UCLA Undergraduate Admission「Transfer Profile — Fall 2025」および「Transfer Profile by California Community College — Fall 2025」/Orange Coast College「Honors Transfer Certification」「Priority Admission to Transfer Colleges」/OCC公式発表(2026年3月19日)/University of California 編入要件
数値はいずれも2026年9月時点で各公式サイトが公表しているものです。

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